しらみを退治するためには、どうしたら良いのか? 感染を防止するためには? 全国のママさんたちの実体験から作るしらみ対策サイト。

しらみに対する無理解から来る偏見

 桜井優子(仮名)ちゃんは、市内の保育園に通うとても元気で活発な女の子です。
 ある日、保育園で園児全員にしらみの検査が行われました。
 すると、彼女を含めた数人の園児にしらみが見つかったのです。
 保育園は、検査の結果を保護者全員に伝え、しらみの感染が発覚した園児の親御さんに対しては、
 他の園児にうつる危険があるので、早めの駆除を行うようにうながしました。

 最初は特に気しなかった優子ちゃんでしたが、
 次の日から、周りの子たちの態度がガラリと変わりました。
「ごめん。優子ちゃんとは遊んじゃいけないって、ママが言うんだ。
 血を吸う虫がうつるといけないから……」
「しらみを持っている子って、汚くて不潔なんだって、お母さんが言っていたよ。
 優子ちゃん、ちゃんとお風呂に入っているの?」
 なんと、彼女はしらみがいるということで、仲間外れにされるようになってしまったのです。

 保育園から帰ってきた優子ちゃんが、すっかり元気を無くしてしまっているのを見て、彼女のお母さんは心配で声をかけました。
「どうしたの? なにがあったの?」
「私ね、みんなといっしょに遊んじゃいけないんだって……」
「どうして?」
「私の頭にすんでる虫が、みんなにうつるから……
 私が汚くて不潔な子だからだって!」
 優子ちゃんはそう叫んで、ボロボロ泣き出してしまいました。

 その夜、一本の電話が彼女のお母さんの元にかかってきました。
「お宅のお子さん、もう少しキレイにしてから園によこして、迷惑よ!」
 相手はそれだけ言うと、名前も告げず一方的に切ってしまいました。

 こういった事例は架空のことではなく、実際に起きています。

 しらみがいたら、その子やその家が不潔ということは絶対にありません。
 気をつけなければならないことは「不潔」「だらしない」「汚い」といった誤った中傷が、子供さんの心を傷つけてしまうことです。

 しらみは適切な対処を行えば10日ほどで駆除できますが、心の傷はなかなか治すことができません。

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