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海外旅行ではコロモジラミに要注意!

「発疹チフス」と言う病気をご存じでしょうか?
 衣類に住むしらみ、「コロモジラミ(衣ジラミ)」によって媒介される怖い病気です。
 戦争、貧困、飢餓など社会的悪条件下で流行することが多く、第一次世界大戦中にはヨーロッパで数百万の死者を出しています。
 「発疹チフス」は日本では完全に根絶され、1957年以降の発生は無いといわれていますが、路上生活者でコロモジラミの発生が報告されており、今後注意しなければならない病気と危惧されています。 

 日本ではまず見られないコロモジラミと発疹チフスですが、海外ではいまだ世界的に分布しています。
 経済状態の悪化したロシアでは「発疹チフス」の再発が報告されており、アフリカのブルンジでも刑務所内で多数の患者が発生しました。
 いずれも衛生状態の悪化でコロモジラミが大量発生したことが原因です。

 海外で、運悪くコロモジラミに寄生された場合は気をつけましょう。

 「発疹チフス」の潜伏期間は1〜2週間で、旅行中は感染に気づかないことが多いです。
 発病すると、寒気、頭痛、四肢の筋肉痛などを伴って発熱し、高熱が続きます。
 激しい頭痛や意識障害があり、ひどいときは昏睡状態にもなるそうです。
 特徴として、4日前後から赤い発疹が現れます。これが名前の由来になっているのですね。
 海外旅行から帰ってきてこんな症状になられた方は即、病院へ行ってください!

 また、コロモジラミは発疹チフスの他にも、塹壕熱(五日熱),回帰熱などの病原菌を媒介にすることも知られています。 
 しらみの中では、一番怖いタイプと言えるかも知れません。

 なお、コロモジラミの卵、幼虫、成虫は60℃以上のお湯に10分間つけると100%死亡すると言われています。衣服の縫い目に潜り込んでいるコロモジラミの駆除には熱湯処理が大変有効です。

 コロモジラミは衣服を着替えたり、入浴する習慣が無い山岳地方に生活する人々、民族紛争や大規模な自然災害に遭遇して難民生活を余儀なくされている人々、囚人、ホームレスなど、下着や衣服を取り替えることが困難な環境にいる人々に、高確率で寄生が認められます。
 下着や衣服を毎日取り替え、洗濯して衛生的な状態を保っておく習慣があれば、ほとんど感染の心配は無いと言えます。

 コロモジラミは人体ではなく、衣類の襟首や袖口などの縫い目や折目に潜んでいます。
 コロモジラミが寄生した下着、衣服は全て捨ててしまうのが、ベストです。

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